先輩社員紹介

IoTをはじめ最新鋭の技術に次々とチャレンジし、
世の中にない機能とサービスを実現する。
未来社会を実現できるのはNTT西日本しかない。

研究開発

NTT西日本
YUTA OHNISHI
大西 裕太
NTT西日本 技術革新部 研究開発センタ
ユーザネットワークサービス担当
平成22年入社/工業高等専門学校 電子情報工学科卒

MOTIVATIONMOTIVATION

夢に描いた近未来の世界。
実現できるのは通信業界だと直感。

学生の頃、近未来の世界を描いたSF映画に強い興味を覚え、実社会の将来像を想像するようになった。そうした未来づくりに自分が携わり、この手で世の中の進化を実現する何かを創り上げたい…。就職活動でピークに達したその思いは、固定領域の技術を追究するメーカーではなく、無限の広がりと可能性を秘めた通信業界に向かった。理想の職場として選んだのは、大規模なインフラネットワークを軸に、暮らしやビジネスに密着したさまざまな新技術と新ビジネスに挑戦しているNTT西日本グループだった。

MOTIVATION

MISSION

技術開発に取り組む範囲、方法に限りはない。
より快適・便利を目指して未知の領域に挑んでいく。

世の中に存在するさまざまな“モノ”に通信機能を持たせることにより、インターネットへの接続や相互の情報交換を可能にするIoT(Internet of Things)。物体同士の自動認識や自動制御、遠隔からの計測・操作などを可能にし、人々の生活の快適・便利を一新する画期的な次世代技術が、近年、社会的に大きな注目を集めている。この技術の深化と拡大を図り、かつてない通信サービスを創造することが私に与えられたミッションだ。、無限の可能性を秘めたIoTという世界観の中でいったいどんなことができるのか、またその実現にはどのように開発を進めるのが最適なのか、来るべき未来をにらんで日々模索・検討を行っている。

開発プロセスにおいては、すでにお客様とNTT西日本との架け橋になっているHGW(ホームゲートウェイ※)等の既存設備を上手く活用しつつ、これまでの通信に対する固定概念に縛られることのないまったく新しい視点で取り組むことが必須となる。ゆえに現在、私は社内や通信業界だけにとどまらない幅広い情報収集を重ねて、あらゆる方向から可能性を探り続けている。
※HGW(ホームゲートウェイ):公衆回線と家庭内のネットワークの橋渡しを行う機器

EPISODE01EPISODE01

理想の研究開発で手がけることになったIoT分野。
知識の習得と実務遂行に同時並行で専心。

技術革新部 研究開発センタに私が配属になったのは、入社6年目の2015年4月のことだ。ネットワーク設備の保守・保全業務に従事していたそれまでとは打って変わった、待ち望んでいた新分野開拓に挑戦する仕事に胸が躍った。早速携わったのが、トレンドであるIoTに関する新規サービス展開に向けた新技術開発である。プロジェクトメンバーはわずかに3名、私がプロジェクトリーダーとして企画立案から開発スケジュールの策定、進捗管理までこなす必要がある。IoTに関するスキルやノウハウは何も持たない中、私は一からHGWやあらゆる通信規格、方式など必要になる知識の習得に努め、必死の思いで開発に臨み始めた。そんな中注目したのは、昨今市場に次々と登場してきているウェアラブルセンサーを活用した新サービスである。従来のサービス形態としては、ウェアラブルセンサーから取得した心拍などのバイタルデータをスマートフォンで受信する個人向けサービスが主流であったが、私はこれらのデータをGW(ゲートウェイ=インターネットへの入口となる機器)で受信できれば、1対N接続でスマートフォンを持たないユーザや持てない場面においても更に幅広いサービス展開ができるのではないかと考えた。

当面の課題となったのは、1台のGWではデータを受信できる無線カバーエリアが一定の範囲内に限られてしまうことだ。そのため、広範囲に動き回るウェアラブルセンサーから発せられるデータ信号を途切れなくとらえ続けるローミング機能が必要となる。しかし、市中のウェアラブルセンサーに多く採用されているBLE※という通信方式では、従来の携帯電話通信やWiFiのように端末側で電波状態を見ながら接続先を最適な基地局に切り替えるような仕組みが適用できないため、新たな通信手法を検討する必要があった。こうして、BLE通信におけるGWでのローミング機能の開発というこれまでにない世の中初の技術達成に向かって突き進んだ。
※BLE(Bluetooth Low Energy):近距離無線通信技術“Bluetooth”の仕様の一つで、極低電力での通信を可能にする規格。

EPISODE02EPISODE02

最先端技術を有用な形・機能にすることに成功。
実用化への道筋は着実に輝きを放ち始めている。

開発の方向性が明確になると同時に着手したのが、技術を実際に使用するシーン設定である。ウェアラブルセンサーによって、これまで取得にハードルの高かったバイタルデータの収集が容易になったことから、私はスポーツ中の選手の心拍数、動きなどのバイタルデータをGWのローミング技術を用いて収集し解析、表示するシステムを着想。クラウドソリューション部ほか社内の営業部門と連携し、激しく動き回るようなシーンにおいても正確なデータが取れるかどうかを検証するため、フットサルのイベントを企画し、そこで実用試験を行うことを目標に開発スケジュールを定めて具現化に一層の力を注いでいった。開発を進めていく過程においては、1台のGWに接続するウェアラブルセンサーの同時接続数を増やすとGWの動作状態が不安定になってしまったり、ローミングによる接続先のGW切替に時間を要したりと想定した数値結果が得られず、数々のトラブルに直面。

関連部署や開発委託メーカ等と原因究明および対策検討に関するディスカッションを重ね、可能な限り自らが動き、開発の行われている現地で進捗確認と開発の微修正を繰り返した。そうしてプロジェクト始動から約半年。めざしたシステムはついに完成し、搭載した新技術は社内実験において確かな結果を出すに至った。振り返れば、一度やると決めたことは最後まで妥協せずにやり遂げる自分の意志、軽やかなフットワークを駆使した主体的な行動が、ここまでたどり着けた大きな要因になった気がしている。だが、今はまだ最初のハードルを越えたばかり。IoTサービスの実用化に向けた第一歩となる大イベントがこの後すぐに控えている。これを確実に成功に終わらせるべく、気持ちをさらに引き締めているところだ。

NEXT CAREER

先進技術の深淵と広がりを追求し続け、
世の中に真に役立つサービス創造をめざす。

今回私が開発したシステムは、スポーツはもとより、エンターテインメントや医療関連など多彩な分野への応用を見込むことができる。まさに自分が夢に描いた未来社会を実現する、貴重なファクターとなり得るはずだ。この先は日々変化するユーザーニーズを見据えた開発がさらに重要になるに違いない。惑うことなくニーズを実現する確かな視点を磨きつつ、私は今後AI(人工知能)やビッグデータの解析などにもチャレンジしていきたい。そうして幅広くスキルアップに努め、世の中に真に役立つサービスを創り出す人材になりたいと考えている。

NTT西日本の先輩社員