NTT西日本グループ 新卒採用情報2020 驚かせ、未来。
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PROJECT STORY

05
  • NTT西日本
  • NTTフィールドテクノ

「本当に未来の社会に役立つもの」を
追求して生まれた、
AIを活用した路面診断ソリューション

PROJECT MEMBERS
  • 峯村 圭介 KEISUKE MINEMURA
    NTT西日本
    クラウドソリューション部
    スマート光タウン推進PT
  • 藤本 敦 ATSUSHI FUJIMOTO
    NTTフィールドテクノ
    ビジネス推進部
    ビジネス開発部門
  • 平松 孝基 KOUKI HIRAMATSU
    NTTフィールドテクノ
    ビジネス推進部
    ビジネス開発部門
  • 矢野 達朗 TATSURO YANO
    NTTフィールドテクノ
    ビジネス推進部
    ビジネス開発部門
  • 吉本 靖史 YASUSHI YOSHIMOTO
    NTTフィールドテクノ
    ビジネス推進部
    ビジネス開発部門
1 プロローグ
道路の老朽化に対する
次世代の路面診断ソリューション。
道路の老朽化に対する
次世代の路面診断ソリューション。

道路や橋、トンネルなどのインフラが集中的に整備された高度成長期から
およそ50年が経過した今、老朽化に対するリスク管理が急務となっている。
近年発生している、橋やトンネルの崩落など、道路面の損傷に起因する事故を未然に防ぐために、
限られた予算の中で効率的な運用管理を求められているのが日本のインフラの現状だ。

2016年、NTT西日本ビジネスデザイン部で、社会インフラの維持をテーマに
新規ビジネスの創出に取り組んでいた藤本は、NTTグループが保有する高度なAI技術や
西日本広域にわたるフィールドデータを活用したビジネスを検討していた際、
自治体が抱える「ある課題」を耳にする。
当時、道路インフラの老朽化に危機感を募らせていた国土交通省は、
道路やトンネル、橋などの新たな定期点検要領を発表。
定期点検が義務付けられている主要道路以外の生活道路における点検、管理を強化する方針が示された。
しかし、生活道路を管理する自治体の多くは予算が不足しており、メンテナンスまで手が回らないばかりか、
人口減に伴う技術者不足の問題も抱えているのが現状であった。
同省の調査では、市町村の土木部門の職員数は減少を続けており、
特に道路の維持・管理業務を担当する職員が5人以下の市は全体の約2割、村では9割以上に及ぶという。

NTT西日本グループのアセットを活用すれば、この社会課題を解決できるかもしれない—

そう考えた藤本は、クラウドソリューション部の峯村とともにIoTデバイスやAIを活用した、
低コストで効率的な道路の点検作業サービスの実現に向けて、プロジェクトを始動させた。

2 ミッション
お客さまに受け入れられるだろうか。
不安を感じながらも可能性を信じ続けた。
お客さまに受け入れられるだろうか。
不安を感じながらも可能性を信じ続けた。
通常、道路の点検では専用の調査車両で「平坦性」「ひび割れ率」「わだち掘れ量」のデータを収集・管理している。
しかし、コストが非常に高いことから、生活道路を含めたすべての管理道路で、その車両を走行させることは難しい。
日常的に点検ができていない道路については、住民からの通報により修繕対応を行うケースも少なくない。

NTTグループには、道路の平坦性を算出する技術を持った会社と、
撮影した道路の画像をAIが分析して、ひび割れ率を計算する研究を行っている会社が存在する。
藤本と峯村は、それらを連携させることで点検作業を大幅に効率化できると考え、
NTTフィールドテクノのエンジニアである平松、矢野、吉本らとプロトタイプを製作。
さっそく西日本中の自治体を訪問した。
point01

「これは便利だね」
「うちは人手が足りないから助かる」

このサービスに対する自治体の反応は、肯定的なものが多かった。ただ、これまであまり点検できていなかった生活道路を管理する業務フローに、システムをどう組み込んでいくかは議論が必要であった。

峯村

ゆくゆくは生活道路も管理しないといけなくなるでしょうし、人も減っていく一方ですから、効率化が必要とされるのは間違いない。ただ、ちょっと時代が追いついていないような感覚はありました。

藤本

総論としては良いシステムだと言ってもらえましたし、私自身は非常に意義のあるプロジェクトだと確信していました。NTT西日本がこれまであまり参入できていなかった領域でもありますし、成功すれば新たな収入確保となり、収益貢献につながるという大きな可能性も感じていました。

point02

二人はのちにそう語るが、不慣れな領域であること、そして自治体の反応から「このサービスは本当にお客さまに受け入れられるのか」といった不安もあった。しかし、多くの道路がインフラの耐用年数の目安といわれる50年を経過しつつある今、必ず社会にとって必要なサービスであると信じ、いくつもの自治体と議論を重ね、「本当に社会が求めているものを」を追求していった。

3 ターニングポイント
モチベーションは
「自分の仕事が社会に役立つ」こと。
モチベーションは
「自分の仕事が社会に役立つ」こと。
開発にあたって、いくつかの課題があった。1つは、AIによるひび割れ検出の精度。
正確性は決して低くないものの、十数件に一つは微細な検出ミスが生じるため、改善が必要だった。
いくつかの自治体とフィールド検証を重ねていき、検出精度の向上も含めたサービスの具現化に向けて、
ストロングポイントを明確化していった。
また営業的側面の課題では、AIといった新しい技術を活用したソリューションであるため、
お客さまに簡単にサービス内容をご理解いただくにはどうすべきかを考え、
道路管理という分野におけるNTT西日本の認知度を向上させていく必要があった。
それらに対応すべく、誰にでもわかるプロモーション動画を作成したり、
インフラ維持管理関連の展示会への出展を積極的に展開することで、徐々に課題を解決してきた。
4 ブレイクスルー
万能ではないから成長できる。
高い壁を乗り越え、新たなステージへ。
万能ではないから成長できる。
高い壁を乗り越え、新たなステージへ。
展示会への出展をはじめとする外部へのアピールが功を奏し、引き合いは徐々に増え、
またニーズが可視化したことによって、サービスに広がりが見えてきた。
しかしその反面、自治体が求めるものに対して技術が追いつかず、悔しい思いをすることもあった。
ある自治体から「市の資産である何千本もの街路樹を撮影して、その画像をAIで解析し、
位置情報と組み合わせてデータ化することができないか」という相談があった。
非常に画期的なアイデアであり、成功すれば他の自治体への広がりも期待できたが、
技術的な課題をどうしても乗り越えることができなかった。
厳密にいえば、実現することは可能だが、コストがかかりすぎる。
そもそもコストや労力を削減するためのプロジェクトであることから、それでは本末転倒であると判断し、断念した。
point03

一方、開発メンバーもいくつもの課題にぶつかった。道路路面診断ソリューションでは、収集したデータをWeb上のマップにアップロードし、お客さまに提供するが、それまでネットワークの保守・運営などを主に担当していたメンバーたちにとって、扱ったことのないファイル形式やシステムが多く、技術的に苦戦を強いられる場面も多かった。

平松

これまで設備の保守をしていたので、新しいものを一からつくったのは今回が初めてでした。まったく知らない分野でやっていけるのか不安はありましたが、先輩や周りの人に助けてもらえました。わからないことがあってもNTTグループの中には必ず知見を持った人がいるので、一人で悩むことはなかったです。この経験で技術者としての幅が広がりましたし、社会課題の解決につながるサービスを一からつくれたことは本当に良い経験になりました。

5 アワドリーム
このサービスの可能性は無限大。
思いもよらない未来が待っているはず。
このサービスの可能性は無限大。
思いもよらない未来が待っているはず。
発案から2年近く経過した2018年。NTTフィールドテクノより、
専門スキルや専用機材が必要だった従来の道路点検を大きく変えられる可能性のある
「道路路面診断ソリューション」をリリースした。
今後は基本の点検に加え、路面標示や標識など、さまざまなインフラ構造物の状況把握や
点検の効率化をめざして技術検証を行っているところだ。
藤本

AIの分析技術やデータ化といった、NTTグループが得意とする領域で新しいビジネスを創出できたことにとても意味があると思っています。道路診断だけではなく、活用の幅もどんどん広がって、今では考えられないような用途に使われることもあると思います。想像するだけでワクワクしますし、この先が本当に楽しみです。

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